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志賀高原の冬の大自然で癒される「スノーシュー体験」

2024.03.05 自然を楽しむ

志賀高原では青く澄んだ空の下に一面の銀世界が広がっています。
今シーズンは暖冬で雪は少なめですが、標高が高く雪の多い志賀高原では例年では5月のゴールデンウイーク頃までスキーやスノーボードを楽しむことができます。

リフト運行やゲレンデ状況などの情報は、志賀高原索道協会のWEBサイトをご確認ください。
さて、冬の志賀高原のアクティビティは、スキーやスノーボードだけではありません。
志賀高原の大自然を楽しみたいという方には、「スノーシュー体験」がおすすめです。
グリーンシーズンには足を踏み入れることのない場所を歩ける、雪上ならではの体験は本当に素晴らしいものです。

今回は、志賀高原のスノーシュー体験の魅力をご紹介します。

志賀高原の冬の大自然で癒される「スノーシュー体験」

スノーシューの魅力

スノーシューは雪の上を歩くための道具で、「西洋かんじき」とも呼ばれています。
通常の靴では雪の中に足が沈み込んでしまいますが、スノーシューを履けばフカフカの新雪でも歩きやすくなります。
凍結した池や雪原など、さまざまな場所で自由自在に歩くことができ、いつもは見上げているような木が目線の高さにあることに驚かされます。
スノーシューハイキングには特別な技術は必要なく、スキーやスノーボードができない方や体力に自信がない方でも気軽に楽しめるのが魅力です。
夏の登山道から外れた森の中に入れば、手つかずの自然の美しさに圧倒されます。

また、動植物との出会いもスノーシューハイキングならではの楽しみです。
木々の冬芽はそれぞれに個性的で、グリーンシーズンに目にする葉や花とは形も色も違い、よく観察すると興味深いものです。
厳しい寒さの中でもちゃんと春を迎える準備をしているたくましさを感じます。
耳を澄ませば鳥のさえずりが聞こえ、動物の足跡をたどれば森の中でウサギやシカなどの野生動物に出会えるかもしれません。

志賀高原のスノーシューツアー

志賀高原では1月から3月までの間、志賀高原ガイド組合がスノーシューツアーを開催しています。
このツアーは経験豊富なガイドの案内で、森や動植物の話を聞きながら雪上の散策を楽しめます。
プライベートツアーとグループツアーの2種類があり、ガイド1人に対して5人まで案内を受けられます。

プライベートツアーは、時間やコースなど、参加者の希望に合わせてコースを設定してもらえます。
グループツアーは、大きく分けて「冬の森探検コース」と「楽々山頂コース」の2種類のコースがあります。

「冬の森探検コース」は、コースがいくつかあり、その日の雪質や天気、参加者の希望などを考慮してガイドが案内してくれます。
歩くのは主に志賀高原自然保護センター周辺で、あまり天候に左右されないコースです。
「楽々山頂コース」は、ゴンドラに乗って山頂に行くツアーで、標高約2,000mの東館山、または焼額山の山頂から絶景が楽しめます。
東館山コースは、標高差20~40mと起伏が多いので、アクティブに楽しみたい方におすすめです。
焼額山コースは、全コースの中で一番起伏が少なく、ほぼ平坦なため、気軽に絶景を楽しみたい方におすすめです。

ツアーの詳細やお申し込みは、長野県志賀高原自然保護センターのWEBページをご確認ください。

スノーシューでのハイキングは、大自然に抱かれた志賀高原ならではの体験です。
静寂に包まれた雪の上を散策して、森林の中で癒されてはいかがでしょうか。

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