9月の志賀高原は、夏の名残を感じながらも、少しずつ秋の気配が漂い始める季節。
志賀高原の自然を満喫した後は、ちょっと足を伸ばして「小布施観光」を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は、志賀パークホテルから気軽に行ける、秋の小布施観光の魅力をご紹介します。
小布施といえば、やはり「栗」。江戸時代から続く栗の名産地として知られ、秋になると町中が栗スイーツで彩られます。「栗の小径」と呼ばれる散策ルートは、栗菓子の名店を巡りながら、町の風情を楽しめます。
栗スイーツの中でも特に有名なのが、「小布施堂」の栗菓子です。秋の名物「栗の点心 朱雀」は、畑から新栗が届く1カ月間だけ味わえる一品。また、「朱雀」を洋風にアレンジした「モンブラン朱雀」も人気です。
その他にも、栗かのこや栗ようかんなど、素材の味を生かした品々はどれも上品な味わいで、お土産にもぴったりです。
小布施の魅力は食だけではありません。「北斎館」をはじめとする美術館や、蔵造りの町並み、石畳の小径など、どこを歩いても絵になる風景が広がっています。町全体がひとつの美術館のようで、写真好きの方にもおすすめです。
浮世絵師・葛飾北斎の作品を集めた専門美術館。北斎は豪商・高井鴻山の招きで一時期小布施に滞在し、作品を制作。東町祭屋台天井絵「龍図」や「鳳凰図」など、画業の集大成ともいえる傑作を鑑賞できます。
江戸末期の豪商で、画家、書家、思想家、文人としても知られる高井鴻山。その作品や資料を展示している記念館。当時の趣を残す風情漂う建物群が、歴史と文化の深みを伝えます。
日本初の灯火具専門の博物館。明治末の米蔵と、昭和初期の倉庫を改造した展示空間に、国の重要有形民俗文化財に指定される「金箱正美コレクション」の963点が並びます。
1992年に開館した町立美術館。小布施生まれで現代日本画の中島千波の作品や、同町出身の金属造形作家・春山文典の作品を展示。四季折々の花が咲く中庭も見どころです。
志賀パークホテルから小布施までは、国道292号を経由して車で約50分。山道を下りながら、徐々に広がる田園風景を眺めるのも楽しみのひとつです。途中には、道の駅「北信州やまのうち」もあり、直売所には新鮮な地元野菜や果物が並んでいます。
公共交通機関をご利用の方は、ホテル最寄りのバス停「高天ヶ原」から長電バス(湯田中駅方面行き)に乗り、「湯田中駅」で下車。そこから長野電鉄で小布施駅へ向かうルートもあります。バスの本数が少なく、片道で1時間30分~2時間ほどかかるため、車での移動がおすすめです。
志賀高原の澄んだ空気と温泉、そして小布施の食と文化。どちらも秋ならではの魅力が詰まっています。
当館では、地元食材を使ったお料理や、志賀高原の自然を望む露天風呂で、皆さまをお迎えいたします。ぜひこの秋は、当館にご宿泊いただき、小布施への小さな旅を楽しんでみませんか?
スタッフ一同、皆さまのご来館を心よりお待ちしております。